山菜はいかがです? その肆

フキノトウの事を秋田ではバッケといいます。バッケが山菜かどうかは分かりませんが、ここでは山菜という事に致しましょう。先日ウォーキングの途中で雪の壁が下がって出て来たばかりのバッケを採って来ました。洗って綺麗にしたのがこれです。

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雪から出てまだ蕾に近い状態の物を洗ってこれから湯がきます

夫っとのリクエストでバッケ味噌というのを作ってみました。クックパッドでネギ味噌の作り方を調べて作った時のレシピを参考にしてです。

湯がく時は香りが立って珈琲の香りがみんな飛んでしまいました。水に晒して絞るとしばらく掌がフキノトウの匂いを放っていて、チビ猫もいつも私の手からエサを食べたりしているのですが、この時ばかりは逃げました😹 バッケ味噌は嗅いてみてもそんなにフキ臭くはなかったのですが、いざ口に入れてみるとすごいすごいフキの香りがし、ほろ苦さが共に広がりました。

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蕗やフキノトウは薬膳の分類では何に当たるのだろう?

という疑問を持って手持ちの「薬膳素材辞典」で探しましたが見つかりませんでした。え~?なんでぇ~💭 ???💡あ!と思い当たったのが原産がどこかという疑問で、思った通りフキの原産は日本でした。中国で医薬学が出来つつあった時、フキはそこに無かったのかもしれません。それを言うと中国に無かった物は他にもあるんでしょうから、それについては中医学でなく、日本独自の薬草学や西洋の薬学も繙かねばならないということでしょうね。

因みにフキは痰を切り、咳を鎮める作用があるそうです。それにフキノトウのほろ苦い成分はアルカロイドの一種で、がんの予防をすると言われているそうです。毒と薬は裏と表の遣い様。アルカロイドにも沢山の種類がありますからね。

知れば知る程深みに嵌り、迷宮から抜けられなくなりますね~💦 さて、やたらと暖かい一日でした。昨年は4月になってから積雪もありましたが、今年の様子ではもう雪はなさそう。代わりに黄砂は多いかも💭 ん~、明日は晴れるの?!